ディズニーの研究組織Disney Researchは、その場で歩ける動く床「ホロタイル（HoloTile）」の開発に取り組んでいることを発表した。VRコンテンツへの応用が期待されている。

開発に取り組むDisney Researchのフェローを務めるラニー・スムート氏は、全米発明家の殿堂入りも果たしている。スムート氏はウォルト・ディズニー・イマジニアリング研究開発の長年のメンバーであり、この栄誉ある賞を受賞した最初のディズニー・イマジニアだ。また、ディズニー社からウォルト・ディズニーに続き、殿堂入りした2人目の人物でもある。

スムート氏はアニマトロニクス用の動く目玉を発明し、ディズニー本社から表彰されている。また、ディズニーのエンターテイメントなどで使用されるライトセーバーなどを開発。これまでに100件を超える特許を取得しているとのこと。

開発中の「ホロタイル（HoloTile）」は複数の人数で使用でき、全方向に移動可能な床だ。それぞれがあらゆる方向に無制限に歩くことができる。衝突したり表面から離れたりすることもないのだという。

物を動かしたり、人を乗せて移動させることも可能だ。「ホロタイル（HoloTile）」のデモンストレーションの動画が公開されており、手の動きに応じて物体が実際に動いている様子を見ることができる。

劇場の舞台に挿入することもでき、パフォーマーが動いたり踊ったり、舞台の小道具や構造物が動き回ったり、セットアップしているように見せたりすることもできる。

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Top Image : © ディズニー