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2023.08.17

知財ニュース

BMWの水素燃料電池車が日本初上陸、「iX5 Hydrogen」公道走行実験を開始─充電3分で約500km走行

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「ビー・エム・ダブリュー(BMW)」は、水素エネルギーにより発電し電気を電池に蓄え、電気によりモーターを駆動させて走行する「燃料電池実験車両 BMW iX5 Hydrogen(アイエックスファイブ・ハイドロジェン)」の日本における公道走行を開始する。2023年7月25日より2023年年末まで実証実験を行う。

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水素を燃料とする燃料電池車は、燃料の充填に時間をかけずに長距離走行可能となることが特徴の1つで、新たな動力源の1つとして注目を集めているもの。「燃料電池実験車両 BMW iX5 Hydrogen」の場合は、燃料である水素が空の状態から約3分程度の水素の充電で、約500kmもの長距離を走行する事が可能だ。

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「燃料電池実験車両BMW iX5 Hydrogen」は「BMW X5」をベースにした燃料電池車。「BMW X5」は、優れたオフロード性能、日常での高い機能性、路面での高いパフォーマンスを融合した「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)」の先駆的モデルとして、1999年に誕生したモデル。今回は、世界に100台弱ある「BMW iX5 Hydrogen」のうち、3台が日本での実証実験を行うという。

すでにドイツやアメリカなどの主要国において「燃料電池実験車両 BMW iX5 Hydrogen」を走行させ、実証実験を実施しているが、今回、車両に対する顧客要求が高い日本においても、公道での実証実験を実施する事にした。

日本における実証実験においては、日本各地で実際に車両を走行させ、様々なデータを取得するとともに官公庁や行政機関、大学を訪問し各方面の専門家の視点から製品に対するフィードバックを受ける。それらをドイツのBMWグループ本社と共有し、製品開発に役立てる方針だ。

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Top Image : ©ビー・エム・ダブリュー 株式会社

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