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2023.08.17

知財ニュース

アマゾン、オンライン診療サービス「Amazon Clinic」を全米50州に展開─24時間365日、医師にアクセス可能

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米Amazonは米国時間2023年8月1日、バーチャル診療所サービス「Amazon Clinic」をワシントンD.C.ほか全米50州に展開したことを発表した。

「Amazon Clinic」は、軽度の疾患に対してオンラインで応急手当をするサービス。尿路感染症や胃食道逆流症(GERD)、副鼻腔感染症など、30以上の疾患のほか、禁煙のサポートや、エピペン(アナフィラキシー補助治療剤)や高血圧治療薬の処方箋更新などに必要なケアを迅速に受けられる。

「Amazon Clinic」では、自宅にいながら容易に医療提供者にアクセスできるサービスを推進。今回の発表によると、サードパーティの医療提供者による24時間365日対応のビデオ診察がモバイルアプリで可能になったほか、医療提供者とのテキストメッセージが34州で可能になったとのこと。

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なお、初期費用は、テキストメッセージで30~40ドル(約4300~5700円)、ビデオ診察で70~100ドル(約1万~1万4300円)かかり、自己負担額には米医療費免税制度の医療費支出口座(FSA)と医療貯蓄口座(HSA)が適用される。

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Amazonは、2018年にオンライン薬局のPillPack(ピルパック)を買収し、アマゾン薬局の事業を立ち上げている。2023年2月にはサブスク医療サービスのワン・メディカルを買収し、地域医療システムへ参入している。同社では今後、ヘルスケア関連のベンチャー企業による医療サービスへのアクセスを増やし、高い透明性と利便性を提供するとしている。

ニュースリリースはこちら

「Amazon Clinic」公式サイト

Top Image : © Amazon

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