News

2024.12.11

知財ニュース

川崎重工、認知症特有の会話に対応するソーシャルロボットを開発中―介護現場の負担を軽減

news 241126-1

川崎重工は、認知症を患う人と会話できるソーシャルロボットの開発に本格的に乗り出した。介護現場の深刻な人手不足解消を目指していく。

開発中のロボットは、すでに介護施設で行われた実証実験において、認知症特有の繰り返される会話や、脈絡のない会話にも対応できることが確認されたという。

news 241126-2

同ロボットは、ゆっくりとした優しい口調で話し、うなずきや相槌、復唱を交えながら丁寧に話を聞いてくれる。相手が飽きないように話題を切り替えたり、答えやすい質問をしたりと、自然な会話を続けるための工夫も凝らされているという。さらに過去の会話内容を記憶することで、より個人に寄り添った会話を実現できる。

news 241126-1

同社は今後、AI技術を活用して様々な症状に合わせたコミュニケーション機能を強化していく予定。また、介護職員の負担を軽減するため、認知症の人々の見守りを行う機能の搭載も検討されている。

プレスリリースはこちら

Top Image : © 川崎重工業 株式会社

広告