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2023.06.19

知財ニュース

TuSimple、東名高速での自動運転レベル4のトラック試験走行に成功─年内に東京・名古屋間で実証

TuSimple JAPAN Truck Photo 1

自動運転トラック技術企業の米TuSimple Holdings, Inc.の日本支社TuSimple JAPANは2023年6月6日、日本市場への本格参入を発表した。併せて東名高速道路での自動運転トラックの走行テストの動画(一部)を公開した。

2023年3月までの累積走行距離は、米国、欧州、アジアを含む自動運転トラックテスト走行と運営走行を合わせ、1,600万kmを超えている。

TuSimpleは、自動運転トラック技術で輸送の安全性・効率向上に寄与することを目的に2015年に設立された企業。現在は、カリフォルニア州サンディエゴに本社を置き、自動運転大型トラック(レベル4)での幹線物流改革を推進している。2021年12月には世界初の自動運転トラックの完全無人走行テストを成功させ、同年4月には証券市場への上場を果たしている。

TuSimple JAPAN Truck Photo 2

2017年、日本支社であるTuSimple JAPANの設立以来、自動運転トラックと幹線物流の商業化を研究。2021年には、同社独自の自動運転システムと日本製トラックとの適合作業を実施し、シミュレーター検証、専用テストフィールド検証、シャドーモード検証など、国内での自動運転トラック走行試験に向けた厳しい検証作業を行ってきた。

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ナン・ウー代表取締役は「自動運転トラックの実用化・応用化をさらに加速させ、日本の物流業界が直面する “2024年問題” をはじめとする課題解決に貢献する」とコメント。2024年からは完全無人自動運転トラック走行実証実験に向けた準備と、東京側の物流センターから名古屋側の物流センターまでの、物流センター発着を含めた自動運転走行実証実験に着手する予定としている。

ニュースリリースはこちら

東名高速道路でのテスト映像

TuSimple JAPAN 公式サイト

TuSimple Holdings, Inc. 公式サイト

Top Image : © TuSimple JAPAN

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