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2026.01.15
知財ニュース
早稲田大発のスタートアップ、全自動ロボット歯ブラシ「g.eN(ジェン)」のクラウドファンディングを開始

早稲田大学ロボット研究室発のスタートアップ企業である株式会社Genicsは、ロボット歯ブラシ「g.eN(ジェン)」の量産化に向け、2025年12月2日よりクラウドファンディングプラットフォーム「Kibidango」にてプロジェクトを開始したと発表した。
「g.eN(ジェン)」は、口にくわえるだけで自動的に歯磨きができる日本発で世界初のロボット歯ブラシだ。完全自動でのブラッシングにより、最短1分でブラッシングを完了することができる。
重量は220gで、充電はUSB充電ケーブル(Type-c)に対応し、動作モードは「お手軽モード」、「ていねい磨きモード」、「重点ケアモード」、「子どもモード」の4モードを搭載している。
歯磨きをする上で理想的な角度に設定された複数のブラシが小型電動モーターで駆動し、歯列に沿って自動で上下左右に運動。ブラシは歯の頬側と舌側の両面に同時に当たるよう設計されており、あらゆる角度から歯を同時に磨くことができる。
マウスピース型電動歯ブラシとは異なり、複数のブラシが歯をなぞるように移動・回転しながら歯垢を除去する仕組みを採用。この技術は特許を2件取得している(特許6511579、特許7303124)。
忙しいビジネスパーソンから、歯ブラシ操作が難しい小児・高齢者、身体的制約のある人まで、幅広いユーザーに活用されている。また、口腔機能の維持・向上を支援する「口内刺激アタッチメント」も用意しているとのことだ。
一般的な電動歯ブラシは「磨きたい部位に合わせて、手を動かして適切にブラシを歯にあてること」が前提であり、ブラシを歯にあてるスキルも必要とされているが、「g.eN(ジェン)」は「使う人はほとんど動かさず、ロボットが均質に磨く」という新しい体験を実現した。日本発、そして世界初となる全く新しいアプローチだからこそ、従来の製品では実現が難しかった「均質で確実な口腔ケア」を、誰にでも提供することが可能になった。
2022年の日本ヘルスケア歯科学会で発表された研究論文において、g.eNによる歯垢残存率は平均22.4%という結果が報告され、「口腔衛生状態として良好」とされる基準を満たすことが実証されている。
今回のクラウドファンディングで提供する新モデルでは、初期モデルから大幅な改良を実施。大幅な小型化と軽量化で、一般的な洗面台の収納エリアに収まるサイズを実現し、日常に溶け込むデザインへと刷新した。
また、量産体制の確立により、市販の電動歯ブラシ上位モデルとほぼ同等の価格帯を実現。さらに、従来の医療機関経由、直販に加え、2026年からは一般の量販店でも購入可能になるとしている(現在準備中)。
Top Image : © 株式会社 Genics


