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大阪・関西万博

2025.10.06

知財ニュース

万博の健康体験「カラダ測定ポッド」、会期後も継続提供へ―JR大阪駅などで常設化

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博報堂、BIPROGY株式会社、JR西日本は、大阪ヘルスケアパビリオンで現在提供されている「カラダ測定ポッド」の活用を継続し、万博会期終了後も提供する計画を発表した。

「日常的に容易に健康情報を把握でき、パーソナライズされたヘルスケアを受けられる」体験の仕組みを、万博会期後も継続的に提供する事業に取り組む。

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大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンでは、「カラダ測定ポッド」により自身の健康データを測定し、それをもとに生成された25年後の「ミライのじぶん」とともに、「ミライのヘルスケア」をはじめ、2050年の都市生活を体験できる。

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本事業において博報堂、BIPROGY、JR西日本の3社で構成された「PHRコネクト共同企業体」が、各社の強みを活かした役割分担のもと、未来のヘルスケアサービスの構築に挑む。

「PHR(パーソナル ヘルス レコード)」とは個人が自身の健康に関する情報を、一元的に収集・管理・活用するための仕組みで、「PHRコネクト共同企業体」は、公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオンと「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」に関する契約を締結、万博のレガシーを社会実装する事業を推進する。

博報堂は生活者発想・クリエイティビティを強みにプロデュース機能として事業全体の推進を担い、ITサービス支援における豊富な実績を持つBIPROGYはデータアーキテクチャ・インフラ機能としてPHRデータを活用するためのシステム構築・運営を担う。

また鉄道事業を基軸とした多様な事業により人・企業・技術をつないできたJR西日本は、プロダクト・プレイス提供機能として、PHR計測機器の開発及び保守、場の提供を担う。

具体的な取り組みとして、現在、JR西日本がJR大阪駅などに設置している、中に入って短時間で自身の健康データを測定できるポッド「カラダ測定ポッド」の活用を継続し、心血管、筋骨格、髪、肌、脳などの健康データの計測サービスを提供する予定だ。計測した健康データをグラフなどで継続的に管理できる機能を持つ新しいアプリケーションの提供も予定しており、利用者は万博会期中に計測した健康データも引き継ぐことができる。

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今後は、 JR大阪駅構内のヘルスケアサロン「DotHealth Osaka」内で、ヘルスケア関連の新商品やサービスの紹介・展示を予定している。またオフィスビルやコンビニエンスストアなどへの展開、専門的なコンシェルジュによる健康アドバイスの提供、ヘルスケアデータと行動データの掛け合わせによる、よりパーソナライズされた体験の提供などを目指すとしている。

プレスリリースはこちら

Top Image : © 公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン

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