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2022.02.09
知財ニュース
花王、プラスチック製アイキャッチシール添付商品の生産を終了―約60トンのプラスチックを削減
花王株式会社は、2021年12月末をもって、アテンションツール「プラスチック製アイキャッチシール」を添付した商品の生産を終了した。これにより、2020年に公表した2021年までのプラスチック製アイキャッチシール全廃を、海外含め花王グループ全体で達成した。本取り組みにより、約60トンのプラスチックを削減しているという。
「プラスチック製アイキャッチシール」は、消費者が商品を購入する際に、商品特徴や正しい使用方法などを的確に伝達できるメリットがある反面、プラスチック使用量が増え、プラスチックごみや廃棄時のCO2が増大するといった課題があった。
これに対して、従来アイキャッチシールに記載していた情報を、ボトル容器への表記等で引き続き伝えられるような工夫を行うことで全廃を達成。また、誤購入や誤使用を防ぐため添付が必要と判断した場合は、注意表示ラベルの素材をプラスチックからFSC認証紙へと変更している。
花王グループは、生活者の持続可能なライフスタイルを送りたいという思いや行動に応えることをめざし、2019年4月より、19の重点取り組みテーマをもつESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を打ち出しており、今回の取り組みは、その中の一つである「ごみゼロ」に貢献する。
同社では、今後も、経営にESG(環境・社会・ガバナンス/Environment・Social・Governance)の視点を導入することで、事業の発展と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざし、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでいくとしている。
Top Image : © 花王 株式会社