福島県の専門学校グループであるFSGカレッジリーグ 国際アート＆デザイン大学校（以下A&D）は2022年9月、株式会社ガイアリンクのメタバースプラットフォーム「GAIA TOWN」を活用した実証授業を実施した。

FSGカレッジリーグは、新潟県に拠点を置く学校法人等の企業グループ・NSGグループ（New Sustainable Growth）のひとつ。同グループの「Ed-Tech推進室」はこれまで、コンテンツのデジタル化やICTを活用した授業の在り方をグループの専門学校と推進してきた。今回はその一環として、A&Dやガイアリンクと協同し、メタバース「GAIA TOWN」を活用した授業での学習効果や指導の有効性を検証した。

「GAIA TOWN」は、米国発メタバースサービス「Virbela（バーベラ）」を活用した日本向けプラットフォーム。ビジネスや教育との親和性の高さから注目を集めている。A&Dでは、メタバースでの事例研究やゲーム、ディスカッション、グループ発表などを通して、学生の夢や目標達成のためのスキル、コミュニケーション力の育成を図る。

今回の実証実験では、学生の理解度や参加意識、積極性、集中力、満足度、学生同士のコミュニケーションの有効性を、教室での対面授業との比較から検証したほか、授業に臨む準備や操作性や機能の検証も行った。なお、実験は5月23日にも実施。前回はオンライン会議上での学生の顔を任意のキャラクターの顔に変更しており、今回は学生自身がアバターとしてメタバース空間に入り授業に参加している。

A＆Dでは今後、講義科目や演習授業など、科目や講義スタイルの違いによる効果も検証予定。またEd-Tech推進室では、実証と並行して、NSGグループの専門学校と連携のもと、実証を継続しながらもメタバースを活用した授業の積極的な導入、活用を進めていくとのこと。

■実証授業の詳細
日　　時：2022年9月20日（火）～2022年9月30日（金）
対　　象：国際アート＆デザイン大学校　eスポーツビジネス科（現：eスポーツ科）
授業科目：実践行動学 （https://www.jissenkoudougaku.jp/college/）
実施手段：GAIA TOWN （Virbela日本向けメタバース環境）

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