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2021.08.13
知財ニュース
MINIブランドの電動ミニバンコンセプト「MINI Vision Urbanaut(ビジョンアーバノート)」の実車イメージを独BMWが公開
独BMWはこれまでにない車内空間ビジョンを提案する、電動ミニバンのコンセプトカー「Vision Urbanaut(ビジョンアーバノート)」の実車イメージを公開した。
ビジョンアーバノートは、過去に例のないインテリア空間と多用途性を提供し、新たなモビリティーの形を示すというコンセプトカー。2020年11月に公開された際は映像のイメージにとどまっていたが、今回は、その実車スタディーが発表された。
これは同ブランドが考える「Chill(落ち着き)」「Wanderlust(旅への情熱)」「Vibe(雰囲気)」という3つのモーメントからなる「MINI moments」を体現したもの。
窮屈さを感じさせない隠れ家的空間(Chill)、自動運転技術を活用することでドライバーが旅に熱中できるような設計(Wanderlust)、そして前列の席を回転させることで他者との時間を共有できる雰囲気づくり(Vibe)を提供する。
リアのベンチシートはさまざまな姿勢でくつろぐことができ、その上にある「Loop」と呼ばれるライトは森の茂みをイメージしたデザインで調光することも可能。中央にはテーブルランプが用意されており、自動車であることを思い出させるディスプレイやスイッチも見えなくなる。
また、「MINI Token」と呼ばれる手のひらサイズのユーザーインターフェイスをスロットに入れることで、それぞれのMINI momentsを起動。アロマや照明、音楽までもカスタマイズできるという。
さらに、これらの機能を好みに合わせて自由に設定できる「マイモーメント」機能も用意されており、ユーザーのニーズに合わせて自由自在に空間の形を変える仕組みとなっている。
ビジョンアーバノートの室内にはリサイクル素材が多用されており、そのほとんどが再生ないし再利用可能。サステナブルに設計されたインテリアが実現し得る、最高の視覚的・触覚的品質を示しているという。
現状はコンセプト段階のビジョンアーバノート、実現し日本でも商品化されることが期待される。
Top Image : ©MINI