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2021.12.01

知財ニュース

KDDIや東急らが「バーチャルシティコンソーシアム」を発足─バーチャル渋谷など都市連動型メタバースのガイドライン整備

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KDDI株式会社、東急株式会社、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社、一般社団法人渋谷未来デザインは、誰もが安心して都市連動型のメタバースを利活用するためのガイドラインの策定などを目的に、「バーチャルシティコンソーシアム」を2021年11月9日に発足した。

「メタバース」とは、インターネット上に構築される三次元の仮想空間で、生活やビジネス、サービスを行える空間を表す。近年、低価格なVRデバイスの普及などによって誰でも手軽に仮想空間にアクセスできるようになり利用者が増加し、注目を集めている。

KDDIは、2018年から渋谷の街並みを仮想空間上にリアルに再現しメタバースとして構築する「バーチャル渋谷」の取り組みを進めてきた。これまでは実証実験として、バーチャル渋谷上でハロウィーンやクリスマスイベントなどを展開してきたが、2022年春には「バーチャルシティ構想」として本格的なプラットフォームの投入を目指している。

日本発メタバースの発展と実在都市のさらなる価値向上が期待されている本コンソーシアムの今後の活動としては、本年度中に「都市連動型メタバース」の定義や、アバターなどの利権整理とメタバース向けのライセンスの検討など、「バーチャル渋谷」など渋谷での実例を中心にガイドライン第1版を制作。2022年度に他都市展開に向けたガイドライン第2版を制作し、2023年度にはマルチプラットフォーム間での連携など海外展開も見据えたガイドライン第3版の制作を目指す。

策定計画 (予定)
■2021年11月
・「バーチャルシティ」への期待感へ応える取り組みの構想
・これまでの「バーチャル渋谷」の取り組みのスタディ
・「バーチャル渋谷」におけるステークホルダーや法規制・権利等の整理
・実在都市におけるステークホルダーや法規制・権利等の整理
■2021年12月
・「バーチャルシティ」と実在都市が連携するメリット・デメリット
例) 景観・イベント・EC等
・「バーチャルシティ」上のコンプライアンスのあり方
■2022年1月
・「バーチャルシティ」上のコンプライアンスのあり方 (続き)
・他都市展開にあたっての留意事項の整理
・ガイドラインの骨子
■2022年3月
・ガイドライン案

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Top Image : © 渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト

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