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2022.05.09

知財ニュース

質問に答えるだけで「著作権契約書」のひな形がつくれるシステムを文化庁が開発

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文化庁は4月1日より、いくつかの質問に答えるだけで、原稿や写真、音楽、イラストなど様々な著作物の作成に関する契約書のひな形を作成できる「著作権契約書作成支援システム」を公開した。

jPPREHFpgs5GfucyrXn61651239682-1651239756 ▲簡易的な質問に答えていくだけでひな形が作成される

スクリーンショット 2022-04-29 22.46.21 ▲システムの利用方法

昨今のデジタル化・ネットワーク化の進展に伴い、著作物の利用形態も多様化しており、従来は一次利用のみと考えられていた講演や実演についても、ホームページでの提供や電子媒体での配布のように二次利用で用いられる場面が増えてきている。

しかしその一方で、一般の間で行われる著作権等に関する契約については依然として口頭による契約が多く、その後の多様な著作物等の利用に際してトラブルが発生する場合も多々ある。

このような事態を受け、文化庁では一般の方々を対象者として、いくつかの利用場面について著作権等に関する一般的な契約書式のひな形を調査・研究し、同社のホームページを通じて公開し、文書による契約を推進することとしている。

本システムが普及することにより、書面による契約締結に対して前向きに検討する人が増え、著作物等の利用に際してのトラブルの減少が期待されている。

公式サイトはこちら

Top Image : © 文化庁

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