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2024.02.09
知財ニュース
株式会社プロドローン、道も走るドローン「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHIを発表─Japan Mobility Show 2023
株式会社プロドローンは、2023年10月26日に、東京ビッグサイトで開催された「Japan Mobility Show 2023」愛知県ブースに出展し、新機体『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI(コンセプトモデル)』を発表した。
通常は地上をAGV無人配送ロボットとして走行する。飛行時にはメインロータ、テールロータを回転させて飛行。着陸後はラストワンマイルをAGVとして地上走行する。
『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』は、50kg積載で50km飛行可能なカーゴドローンだ。平時には医薬品配送等で中山間部や離島の地域課題に貢献し、災害時は孤立集落等に救援物資を輸送することで減災に貢献する。
プロドローンのコンセプトモデル『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』は、50㎏ペイロード、50kmの航続距離を持つ大型のドローン。しかし、大型のドローンになるほどエネルギー消費が増大するという、環境上のリスクも抱えていた。
重量700kgの軽トラは2人で押せば動かすことが可能だが、100kgのドローンを持ち上げるには相当の力が必要。そこで「道も走る」という逆転の発想から生まれたドローンがSORA-MICHIだという。川を渡る、山に登る、海を越えるといった、空の方が速く、総合的に環境負荷が少ない場合は飛行する。道も走るドローン「空飛ぶ軽トラ」として誕生した。
株式会社プロドローンは「地域から一番信頼されるドローンカンパニーになる」をビジョンに掲げる、中部圏におけるドローンエコシステムの構築を目指す愛知県の企業。産業用ドローンを開発から生産までワンストップで行っている。
愛知県と共に、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」の枠組みによる第1号プロジェクトとして「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル 2030』」を推進している。
このプロジェクトでは、2030年に空のUTMと地上における自動運転の路車間・車車間通信が初めて統合されてシームレスな交通環境が、愛知県で運用開始されることを目標としている。その第一章が、今回発表された官民連携『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』プロジェクトだという。
Top Image : © 株式会社 プロドローン