東レ発のスピンオフベンチャープロジェクト「ムーンレイカーズ」は、無印良品で「足なり直⾓靴下」という『優れた普通』を⽣み出した伝説のマーケター、奥⾕孝司⽒が率いる「Super Normal（スーパーノーマル）」とのコラボレーションが決定したと発表した。

その第一弾のプロダクトである「優れた普通｜MOON-TECH®PILE SETUP（ムーンテック®パイル セットアップ）」を応援購入サービス「Makuake」でリリースしたところ、初日売上・総合ランキング１位を獲得。開始から約10日間で、300名を超える応援購入を受け、目標金額の2000％超の600万円超えという大きな反響を呼んでいる。

「ムーンレイカーズ」は、先端テクノロジーを搭載したプロダクトで快適で便利で美しい「未来の生活」の創造を目指す東レ発のベンチャープロジェクトだ。奥⾕孝司⽒とのコラボは、同社最大のヒット商品「MOON-TECH®（ムーンテック®）」の進化版となる「MOON-TECH®PILE（ムーンテック®パイル）」の開発を踏まえたものなのだという。

「MOON-TECH®」は、JAXA（国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構）と東レが共同開発した先端宇宙技術を搭載し、加えて12種類もの機能性を全て高レベルで搭載した先端素材だ。リリースから2年を迎え、その「過剰なほどの機能性」は、汗に悩む人、過酷な環境で仕事をする人、激変する環境を踏まえ「服の進化」を求める人から大きな反響を呼び、現在では、1000枚単位の商品が1日で売り切れるほどのヒットプロダクトとなった。

「ムーンテック®」素材を使用したプロダクトの実績（一部抜粋）

同社は、こうした多くの反響を踏まえ、「MOON-TECH®」の更なる技術革新に取り組み、「MOON-TECH®2.0」とも呼べる、最新の先端素材「MOON-TECH®PILE」の開発に成功。「MOON-TECH®PILE」は、「MOON-TECH®」の圧倒的な機能性はそのままに、ナチュラルで美しい表面感と驚く程の心地よさを共存させることに成功した革新的テキスタイルだ。また、再生ポリエステルをほぼ半分近い48%の比率で使用し、持続的な社会に向けたサステナブル性という革新にも挑戦した。

「MOON-TECH®PILE」では、使用原糸の一つを世界でも東レしか持たない先端複合紡糸技術「NANODESIGN®（ナノデザイン®）」を使い生産している。

糸ではなく糸を構成する繊維一本一本で、中心層をサステナブルな再生ポリエステル、中間層を「MOON-TECH®」の特殊な機能性を発現する特殊成分配合のポリエステル、そして表面に生産性を良くするためのレギュラーポリエステルを被膜形状で配置する、特殊な３層構造の繊維だ。

また、上記繊維と高いストレッチ性、ナチュラルな質感、柔らかな触感を発現するポリエステルとポリトリメチレンテレフタレートを１本の繊維の中で張り合わせスパイラル捲縮を発現する特殊原糸を複合し、高いストレッチ性を持ちながら劣化の少ないタフな高耐久性も実現。このどちらも非常に特殊な２種類の糸を特殊な糸複合技術でハイブリッドさせ、一本の糸にするという凝りに凝ったモノづくりに挑戦している。

生まれたのはふわふわの綿のようにも見えるランダムでナチュラルで膨らみのある美しい「糸」。この特殊な複合技術で生まれた特別な「糸」によって合繊の人工的均一性を抑制し、ナチュラルでゆらぎのある高品位テキスタイルを実現している。着用時もしわになりにくく、洗濯時も吊り干しする際に手で形を整えれば、アイロンいらずでしわを気にせず使用が可能。

「MOON-TECH®PILE SETUP」は、カーディガンジャケット、スーパーイージーパンツのセットアップで、価格はMakuake特別価格の19,800円（税込）。特殊な原糸とパイル組織ならではの、軽く、柔らかく、さらさらとした触感で、360℃全方向への柔らかいストレッチで締め付け感はほぼゼロの快適な着心地だ。

また、東レの先端素材、ミツカワ（福井県）の編立、小松マテーレ（石川県）の染色・加工、アパレルオオタ（長崎県）の縫製と、全ての生産工程を日本で実行し、日本製にこだわり抜いている。

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Top Image : © MOONRAKERS TECHNOLOGIES 株式会社