News

2023.01.09

知財ニュース

英バーチャルバンド・Gorillaz、グーグルのAR技術で拡張現実コンサート開催─ニューヨークとロンドンでARショー

Band 1 16x9.max-1000x1000

英バーチャルロックバンド・Gorillazは、GoogleのAR技術を用いて共同開発したアプリ「Gorillaz Presents」を使用し、ニューヨークのタイムズ・スクエア(現地時間2022年12月17日)とロンドンのピカデリー・サーカス(現地時間2022年12月18日)でARを用いた没入型コンサートを開催し、新曲『Skinny Ape』の没入型ライブパフォーマンスを行った。

今回のARコンサートは、マップ情報に紐づいたGoogle独自のAR技術「ARCore Geospatial API」を使ったライブパフォーマンス。バンドメンバーのマードック、2D、ヌードル、ラッセルは、世界で最も象徴的なニューヨークのタイムズ・スクエアとロンドンのピカデリー・サーカスを舞台にARによるパフォーマンス演奏を行った。

「ARCore」は、2017年にGoogleが発表したAR構築のためのプラットフォームで、「ARCore Geospatial API」は、GPSなどのデバイスのセンサーデータと画像データにより緯度・経度・高度の位置情報を判断するVPS(数百億の画像から現在地を特定するサービス)のこと。ARCore Geospatial APIでは、カメラから得た周囲の映像から特徴点を抽出してデータベースと照合することで、カメラを向けている角度や位置情報を高精度で取得できる。これにより、ARを現実世界とズレがほぼ無い状態で表示できる。

sv mapping color

なお、「ARCore Geospatial API」は、19年以上にわたるGoogleマップ構築のおかげで、世界規模での展開が可能。クリエイターはストリートビューのほぼすべての場所で没入型のロケーションベースのAR体験を作成できる。

公共空間を文化的体験で変革したこのパフォーマンスは、2023年6月まで体験が可能。実際に会場へ足を運ぶことで体験するか、アプリからもダウンロードしパフォーマンスを楽しめるという。気になる方は是非チェックしてみてはいかがだろうか。

ニュースリリースはこちら

Gorillaz 公式サイト

Gorillaz 専用アプリはこちら

「ARCore Geospatial API」技術詳細

Top Image : © Gorillaz

広告