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2025.08.13

知財ニュース

リアルコーヒーエンタテインメント、全編生成AIで作成した初の劇場映画「generAIdoscope」を発表―2025年8月29日から上映開始

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アニメ、実写など映像コンテンツの企画・プロデュースを行う株式会社リアルコーヒーエンタテインメントは、生成AIで紡がれる初の劇場映画「generAIdoscope:ジェネレイドスコープ」の公開が決定したと発表した。映画は、2025年8月29日(金)から、アップリンク吉祥寺にて上映される予定だ。

「generAIdoscope:ジェネレイドスコープ」は、オリジナルの物語を脚本にし、映像・音声・音楽といった主要素を全編生成AIで制作している。映画は、3人の映像作家が原作と監督で、 「モンキーズ・オデッセイ」、「AZUSA」、「グランマレビト」の3つの生成AI映画で構成されたオムニバス形式の映画だ。

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「モンキーズ・オデッセイ」は、小説家の安達寛高氏が原作、監督の作品。大航海時代、ある船乗りが猿たちの住む無人島に漂着する。猿たちは船乗りの積み荷の本に興味を抱き、読み始め、驚異的な賢さで本の知識を吸収し、猿たちは、やがて道具を作り、布の服を着るようになり、そして鉄器の製造に成功する。船乗りは無人島から脱出するために、猿たちを利用するといった物語だ。

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「AZUSA」は、「カメラを止めるな!」撮影監督の曽根剛氏が原作、監督の作品。空想癖のある風変わりの女の子である石塚梓が、ある日、カフェでデザイナーの女性と出会う楽しい夢を見る。しかし、夢の世界で出会ったデザイナーは現実世界では母で、すでに亡くなっていた。現実でもまた母と再会し、夢を叶えるために少女が2つの世界を行き来する。

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「グランマレビト」は、「メサイア」、「血まみれバンチェーンソー」シリーズ監督の山口ヒロキ氏が原作、監督の作品。遠い未来の架空の島国。「自錬機械」と呼ばれる自動進化ロボットたちと、その暴走を制圧する超能力者たちが織り成す物語となっている。

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今回、生成AIを活用した劇場映画が誕生することになるが、一番重要なのは、各監督が「物語」を大切にしていることなのだという。 同社は、観客にカタルシスや感動を届けることが最大の目的であることは今後も変わないとし、これからも監督を支えていきたいとしている。

「generAIdoscope:ジェネレイドスコープ」についてはこちら

上映についてはこちら(アップリンク吉祥寺)

Top Image : © 株式会社 リアルコーヒーエンタテインメント

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