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2022.09.08
知財ニュース
ファミリーマート、飲料補充AIロボットを300店舗へ導入─省人化と省力化に期待
株式会社ファミリーマートは、Telexistence株式会社が開発した飲料補充用AIロボット「TX SCARA」の導入を2022年8月から開始した。今後300店舗へと導入を拡大していくと発表している。
「TX SCARA」は、従業員に代わり24時間体制で飲料補充業務を行う人工知能ロボット。搭載されたカメラで飲料陳列棚をスキャンし、在庫情報と、過去の時間帯別の売れ行きデータをもとに商品の陳列タイミングの予測やスケジューリングを行い、陳列のタスクと優先順を判断し実行する。なお、環境の変化などでAIによる陳列が失敗した場合は、遠隔操作モードに切り替わり、VR操作による遠隔制御復旧を行うことが可能だ。
また同社では、店舗作業分析システム「TX Work Analytics」も併せて導入。従業員に位置情報の発信機を装着させ、店内に設置された受信機で位置データを受信することで、各時間帯における従業員の作業時間を可視化・分析できる。
同社では、店舗業務にAIロボットを組み込むことで、最適なワークスケジュールと人員配置を推進する。従業員の作業負荷の軽減や店舗経費の削減、質の高い店舗運営の実現につなげていくという。
Top Image : ©︎ 株式会社 ファミリーマート