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2022.11.10
知財ニュース
ボタンを押すだけ、15秒で飲める水か測定する携帯マグカップ「WaTalk(ワトーク)」好評につき再販開始
飲める水か15秒でチェックできる、押すだけ水質測定マグカップ WaTalk(ワトーク)が好評につき、再販売を開始した。現在、クラウドファンディングサイト「FIRST STEP」にて予約販売中だ。
「WaTalk」は、携帯に便利なマグカップ型の濁度計。水道水やサーバーの水質を誰でも簡単に測定できる。レーザーセンサーを搭載し、0.02NTUまでの浮遊物質を検出可能で、本体とスマホに4段階で測定結果を表示する。測定結果が出るまで最短15秒というスピードで水質をチェックでき、充電式で300回も連続使用が可能。
水道水やウォーターサーバーから出る水は無色透明でも、水道管が老朽化していると微粒子として目に見えない錆の混入があったり、普段から手入れをしていないウォーターサーバーだと水垢が溜まって雑菌の温床になったりと、知らず知らずのうちに汚れた水を飲んでいる可能性がある。(平成28年度の総務省統計では、耐用年数を経過した水道管の割合は全国で14.8%とされている。)
「WaTalk」の使い方は、コップに水を入れて蓋をし、平らな場所に置いてボタンを押すだけ。水を注いでスイッチを入れるだけですぐに水の汚染度を測定し、飲用可能か否かをたった15秒で判断。振動などで再測定が必要な場合でも30秒で測定が完了する。問題なければそのままコップとして水が飲める。
重量もわずか273gと缶ジュース1本分の重さで、量も170mlとコーヒーカップ並の水が入り、蓋も付いているため、バッグに入れての携帯にも便利だ。飲用水に不安がある海外旅行愛好家や、川の水を使いたいキャンパーにも有用だ。
水質測定は米国で市民の水質汚染や市民の健康保護を管轄するEPA(環境保護庁)が定めるEPA第一種飲料水基準の濁度に準拠して算出されており、安全性がLEDランプで4段階表示されるため、飲用可能かどうかも一目で分かるという。(※バクテリア等のフィルタリング機能はないため、飲用はあくまで自己責任。)
「WaTalk」が瞬時に、正確に水質の濁度を測定できるのは、メーカーが独自のレーザーセンサーを使っているからとのこと。これにより人間が目視することのできる物質よりも100倍以上も微細な純水の濁度値である、0.02NTUレベルまで感知し、水中に漂うマイクロサイズの粒子の存在と、その総量を瞬時に算出すことを可能にした。
また「WaTalk」はBluetoothを搭載しており、専用アプリをダウンロードすればスマホからでも操作が可能。スマホアプリではさらに詳細なデータが表示されるため、飲用するかどうかの判断も正確に行える。さらにアプリで地域の水質データは記録され、ユーザー同士で共有が可能。緊急災害時に飲用水の水質が不安な場合も、きれいな水がどこで手に入るかすぐに分かるとのこと。
クラウドファンディングページ:https://firststep.en-jine.com/projects/watalk
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