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2025.03.04

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ヤマハ、AI活用の音響設計ソフト「ProVisionaire Plan」を公開―音響システム設計を簡単作成

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ヤマハ株式会社は、プロオーディオ製品を使用した音響システムの設計、制御、管理を行う統合プラットフォームソフトウェア「ProVisionaireシリーズ」のラインアップに、新たにルームプランニングソフトウェア「ProVisionaire Plan」を公開した。

ソフトウェアを使えば、音響設備の専門的知識がなくても、部屋のサイズや既存の家具・障害物やノイズ発生源の位置、話者の位置などの情報を入力するだけで、簡単に音響システムの提案書を作成できる。

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具体的には、遠隔会議システム「ADECIA」の構成機器であるマイクやスピーカーを、部屋の広さや話す人の位置などの入力された情報に基づいて自動で選択・配置し、機器リストや設置イメージ図を出力する。

3Dグラフィックで設置後のイメージを確認したり、マイクの収音範囲やスピーカーのカバーエリアを可視化したりすることもできるため、導入後のイメージがしやすく、顧客との打ち合わせもスムーズになるという。

さらに、ヤマハはAIを活用した業務用AVデザインプラットフォームを提供するXTEN-AVとの技術提携を開始。これにより、「ProVisionaire Plan」はXTEN-AVのツールと連携し、より効率的な機器選定や設計が可能になる。

将来的には、「ProVisionaire Plan」で作成した部屋のデザイン情報をXTEN-AVに統合することも検討。今回公開されたソフトウェアが、オーディオシステム設計の作業を大幅に効率化することが期待されている。

プレスリリースはこちら

Top Image : © ヤマハ 株式会社

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