森永乳業、ChatGPT連携タレントロボ「AI平野レミロイド」を開発─本人の声を再現したAI音声で商談に活用

森永乳業は、「クラフトフレッシュモッツァレラ」の新たなラインナップ「クラフトフレッシュバジルモッツァレラ」を全国で発売することを発表した。

発売に伴い料理愛好家の平野レミ氏が出演するCMが制作されたほか、平野レミ氏をモデルにした、営業・商談ができるChatGPT連携タレントロボット「AI平野レミロイド」も開発され、デモが公開された。ChatGPTを活用して対話できるタレントロボットは日本初とした（森永乳業調べ）。

「クラフトバジルフレッシュモッツァレラ」はバジルの風味とモッツァレラのミルク感が楽しめる商品で、関東甲信越以東では既に9月1日から販売されている。制作されたCMはわずか数秒。同商品が2秒で食べられる特徴を表現したもので、発表会では制作秘話が語られた後、「AI平野レミロイド」が登場した。

ChatGPTを連携している「AI平野レミロイド」は、営業や商談ができることが特徴。発表会では対話能力と将来の営業・販促するシーンをイメージするため、実際の商談に見立てたデモが実演された。「AI平野レミロイド」は、「新商品の紹介をお願いします」という問いかけに対し、手を動かしながら商品紹介やオススメの食べ方、アピールポイントなどを説明した。

「AI平野レミロイド」は、森永乳業と大手代理店との共同で開発されたもの。3D撮影された平野氏の顔を元に、シリコン製のアンドロイドが製作された。平野氏の声は、AI音声プラットフォーム「CoeFont（コエフォント）」の最新AI技術を活用し、再現しているとのこと。