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2023.03.01

知財ニュース

出光興産とブリヂストン、空気の充填が要らない次世代タイヤ技術「エアフリーコンセプト」の実証実験を開始

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出光興産とブリヂストンは2023年2月、超小型EVに空気の充填が要らない「エアフリーコンセプト」を用いた次世代タイヤを装着した実証実験を開始した。

ブリヂストンの「エアフリーコンセプト」は、ゴムとホイールをつないだタイヤ側面の特殊形状スポークにより荷重を支えることでパンクを防ぎ、空気圧管理などのタイヤメンテナンスが不要になることを目指すもの。リトレッド(すり減ったタイヤの表面ゴムの貼り替え)ができるのみでなく、独自開発した再生可能なスポーク部分の樹脂をリサイクルすることで、資源の効率的な活用とサーキュラーエコノミーの実現に貢献するという。

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ブリヂストンでは、社会価値・顧客価値を持続的に提供するサステナブルなソリューションカンパニーを目指し、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定し、地球環境に配慮した「エアフリーコンセプト」を推進してきた。多様な省資源・資源循環ソリューションを世の中に提供するというコンセプトが出光興産のビジョンと一致し、今回の実証実験に至った。

なお、両社では、出光興産千葉事業所の構内移動車両として運用する。本実証実験を通じて出光興産が開発に携わる超小型EVへの実装を促進することで、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを加速していくとしている。

ニュースリリースはこちら(出光興産株式会社)

「エアフリーコンセプト」詳細サイト

「エアフリーコンセプト」コンセプトムービー(Konel制作)

Top Image : © 出光興産 株式会社

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