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2021.12.16

知財ニュース

感染症対策をしながらインテリア演出―デザインやピクセルアニメーションを流せるデジタルパーテーションを発表

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R&Dを取り入れたサイネージやアプリケーション、デジタルマーケティングなどを展開する株式会社イメージソースと、電気通信大学の特任准教授・石垣陽氏は、感染症対策をしながら空間演出が可能なデジタルパーテーションを共同開発したと発表した。間仕切りをしながら「遮光」と「透過」の切替が可能な液晶パネルによって、選択的に視界の遮断を行なったり、ピクセルアニメーションを流したりでき、空間デザインを自由にカスタマイズできるとのこと。

このデジタルパーテーションは、イメージソース社開発の液晶モジュールパネル「KAXEL(カクセル)」に改良を加えて開発したもの。遮光液晶(LCD)モジュールを「黒」と「透明」に切り替えることで、光の遮断と透過のカスタマイズを行う。遮光により視界の遮断やパーソナルスペースの確保ができるほか、切り替えを利用してインタラクティブなデジタルアニメーションを流すことも可能だ。

例えばカフェやラウンジにおいて、1人で席を利用する際やパーソナルスペースを確保したい場合には、パネル表示を黒く切り替えて視界を遮断でき、逆に複数人で利用する時など、コミュニケーションを促す際にはパネルを透明状態にしたり、さらに席が使用されていない場合や遠くに設置する際にはデジタルアニメーションを流す、といった用途に合わせた演出の切り替えが可能となっている。

パネルの黒と透明の表示切替は、スタッフによるアプリでの操作や、来客による非接触スイッチでの操作で行えるほか、人を検出しての自動切り替えなどの拡張もできるとのこと。

感染症対策でパーテーションの役割を果たしながら、展示イベントや商談スペースでの間仕切りやファサードとしても使用でき、効果的なアニメーションを流し商品を引き立てるなどの演出が可能。商品名や時刻など、簡易的な情報を流して見た人に訴えかけるといった活用の幅も広がりそうだ。

KAXEL

KAXEL

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電気通信大学 ニュースリリース

液晶モジュールパネル「KAXEL」

Top Image : © 株式会社 イメージソース

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