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2024.04.11
知財ニュース
日本初、「視覚」を持つデジタルヒューマンを開発─AIが会話相手の容姿や表情、性別、モノを認識して会話
デジタルヒューマン株式会社と株式会社miiboは、共同で日本初(※)の「視覚」を持つデジタルヒューマンを開発した。(※デジタルヒューマン株式会社調べ)
新機能は、デジタルヒューマンが相手の様子を視覚的に認識しながら、会話を行うことができるというもの。AIが会話相手を視覚的に認識できることで、よりパーソナライズされた体験が可能になる。
本機能のデジタルヒューマンは、会話相手の特徴を細かく把握することができる。例えば、会話相手の容姿や表情、性別を認識し、相手の特徴に併せた会話が可能。
さらに、眼の前にあるモノを認識して会話することもできるため、将来的にはデジタルヒューマンガイドと一緒に観光をしたり、店舗における接客サポートや医療現場において術後患者をサポートする役割を担うことが期待されている。
両社はこれまでも、miibo社の提供する会話型AIと、デジタルヒューマン社の提供するデジタルヒューマンを掛け合わせたAIアバターを開発してきた。
miiboは様々なLLMをカスタムした会話型AIを構築するサービスであり、OpenAI社の提供する画像認識に対応した生成AIモデルである「GPT-4 Turbo with vision」に対応。
miiboの「GPT-4 Turbo with vision」をカスタムして利用する機能と、デジタルヒューマン社の音声認識・音声合成を搭載した高精度なAIアバターを組み合わせることにより、今回の新機能が実現した。
両社は同機能の早期実用化を目指し、共創パートナーをはじめとする参画企業を募集している。
Top Image : © デジタルヒューマン 株式会社