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2023.07.21

知財ニュース

武蔵野美術大学、国内初のAI絵画アワードを開催─受賞作品該当なし

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武蔵野美術大学、株式会社カヤック、株式会社スタディプラス、AI Picasso株式会社の4者は、国内美大初のAI画像コンテスト「武蔵野AI美術大学 AI絵画アワード」を開催した。

当アワードは日本国内の美術大学初(※)となるAI画像生成サービスを使用したAI絵画アワードで、大会のコンセプトは、「ワクワクする世界」。6月22日〜7月5日の期間、AI Picassoの画像生成アプリ「AIピカソ」で生成した画像をTwitter上で規定のハッシュタグ付きでツイートすることで、エントリーを受け付けた。
(※)株式会社カヤック調べ(2023年6月15日時点)

近年、著作権問題など、世界的にさまざまな議論を醸している画像生成AI。武蔵野美術大学では、AI技術を活用した新しい美術やデザインに挑戦し世の中に提案していくことは、美術の進歩において意義のあることだとして、AI絵画の可能性をより多くの方に知ってもらうため、当アワードを企画したとのこと。

なお、結果は「受賞作品なし」となった。理由は「現在の画像生成AI技術によって生み出された作品から特定の作品を選出・発表することは困難」であるとしている。

AI絵画AWARD結果について

同大学の学長、樺山祐和氏は、2023年5月11日に「生成系人工知能(生成AI)についての学長からのメッセージ」を発表。生成AIを美術に取り入れることを有益としながらも、問題点や可能性を深く探求することが重要であるとしている。
(参照:「生成系人工知能(生成AI)についての学長からのメッセージ」

4者の取り組みが今後の美術業界に一石を投じることに期待したい。

プレスリリースはこちら

「武蔵野AI美術大学 AI絵画アワード」公式サイト

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Top Image : © 武蔵野美術 大学

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