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2025.11.18
知財ニュース
Nike、初の神経科学に基づくシューズ「ナイキ マインド」を発表

Nikeは、ブランド初となる神経科学に基づくシューズ「ナイキ マインド」を発表した。
「ナイキ マインド」は、10年以上の歳月をかけて開発されたシューズで、競技の前後にアスリートがマインドを整えるサポートをするように設計されている。発売されるモデルは「ナイキ マインド 001(ミュールタイプ)」と「ナイキ マインド 002(スニーカータイプ)」の2タイプだ。
足裏を刺激することで脳の重要な感覚領域が活性化することが研究で示されており、このシューズには片足ごとに足裏を刺激する22個のフォームノードが搭載されている。これらのノードは柔軟な防水性素材に接着されており、アスリートの動きに応じてピストンやジンバルのように動き、足裏の地面の感触やその質感が直接伝わる設計になっている。この感覚に集中することで、雑念を取り払い、集中力の向上をサポートする。
「ナイキ マインド 001」は、着脱が簡単で利便性と快適性に優れているミュールタイプのシューズだ。「ナイキ マインド 002」はスニーカータイプで、足を靴底にしっかり固定することで得られる感覚とサポート力が向上している。アスリートは自分とシューズ、環境、身体とのつながりをより深く感じることができるため、履くだけではない「感じる」シューズとなっている。
この両製品はNikeのマインドサイエンス部門が生み出した新たなイノベーションだ。同部門はナイキスポーツ研究所(NSRL)に所属する最先端のチームであり、ナイキが心と身体の連動についての理解を深めるための役割を担っている。
エリック・エイヴァー氏(Nikeのイノベーション担当VP兼クリエイティブ ディレクター)は「ナイキ マインドのコンセプトは、足・身体・心を再び目覚めさせる新しい感覚的フットウェアです。これはパフォーマンスの新たなパラダイムであり、将来的なアスリートの能力改善をサポートできる可能性を示しています。」と述べている。
「ナイキ マインド 001(ミュールタイプ)」と「ナイキ マインド 002(スニーカータイプ)」は、2026年1月にnike.comと一部販売店にて発売される予定だ。
Top Image : © Nike


