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2021.09.16
知財ニュース
“都市を森林の貯蔵庫に還す”家具プロダクト「CARBON STOCK FURNITURE」が登場─東京ガスコミュニケーションズとHAGI STUDIOが協働
東京ガスコミュニケーションズ株式会社と株式会社HAGI STUDIOが、協働プロジェクト「CARBON STOCK FURNITURE(カーボンストックファニチャー)」において「都市を森林の貯蔵庫に還す」ことをコンセプトにした家具プロダクトを展開している。
CARBON STOCK FURNITUREは、都市が排出するCO2を吸収した近隣にある森林の木材を家具に多く利用することで、森林資源の循環利用を高めながら市に多くの炭素を貯蔵し、大気中のCO2削減への貢献と、森林と都市の関係を再び強く結びつけることを目的としている。
CARBON STOCK FURNITUREが掲げるアイデンティティ
1)CO2を都市に貯蔵し、CO2排出を抑制する―CARBON STORAGE
2)一般流通材を活用し、木材加工を最小限にする―REUSABILITY
3)国産木材を活用し、CO2を可視化する―AWARENESS
他にも、都市近傍にある森林の木材を利用することで輸送にかかるCO2排出量を抑制。使用する木材は、開孔や切り欠きなどの加工をせずに挟み込むことで固定する構造とし、木材の再利用がしやすいように配慮され、一般的に利用されている105mm角の角材を使用することで汎用性を高めている。
また、共通の断面寸法の角材を積むことで定量的に把握しやすい作りになっており、固定したCO2を意識しやすいように総量を印字して可視化している。森林認証等を取得した産地の特定できる木材のみを利用し、トレーサビリティを活用することで、国産木材・地域木材の健全な活用と普及に貢献すること期待できる。
ブランドサイトでは、商品やイベント等の最新情報、全国のカーボンストックファニチャーが固定した二酸化炭素累計など、カーボンストックファニチャーに関する様々な情報発信がされている。現在は、東京都新宿区の国産木材の魅力発信拠点「MOCTION」でも実際の商品を確認することができる。
Top Image :©CARBON STOCK FURNITURE