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2024.02.07

知財ニュース

世界初、筋肉で動く二足歩行ロボットを開発─東大・早稲田大研究チームが発表

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東京大学大学院情報理工学系研究科の竹内昌治教授と早稲田大学理工学術院の森本雄矢准教授らによる研究グループは、培養骨格筋組織の収縮運動によって「柔軟な足」で屈曲して動く二足歩行バイオハイブリッドロボットを世界で初めて製作した。ヒトの二足歩行で観察される細やかな旋回運動を再現することに成功したという。

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近年、生体材料と人工物を組み合わせたバイオハイブリッドロボットが注目を集めている。これまでのバイオハイブリッドロボットでは、匍匐(ほふく)移動や魚類を模倣したヒレによる泳動など様々な移動動作が達成されているが、大回りの旋回動作しか行えなかった。

この研究グループは、培養骨格筋組織の収縮運動によって「柔軟な足」で屈曲して動く二足歩行バイオハイブリッドロボットを世界で初めて製作。本研究で実現したロボットでは、一方を駆動足、もう一方を軸足に用いることで、ロボットボディの内側に旋回中心を設けることが可能になり、ヒトの二足歩行運動で観察される細やかな旋回運動を再現することに成功した。

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この研究の成果は、バイオハイブリッドロボットの開発に加え、ヒトの運動メカニズムの理解につながるとのことだ。薬剤添加時の運動改善効果解析、疾患時の病態解析など様々な状態での運動モデルとして、薬学や医学分野での適用が考えられている。

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Top Image : © 東京大学大学院 情報理工学系研究科

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