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2024.05.21

知財ニュース

QIDI、スポーツ特化のAI搭載ARグラス「Vida」を発表―リアルタイムチャット機能搭載

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AR+AIスマートグラスの先進企業QIDIは、スポーツに特化したAI搭載のARグラス「Vida」を発表した。スマートウォッチ、ヘッドフォン、アクションカメラ、サイクリングコンピューター、トランシーバーとして使えるコストパフォーマンスが高いオールインワンデバイスだ。

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「Vida」は、高級車で一般的に使用されているAR HUDディスプレイを採用し、電源状態、ガイダンス、ナビゲーションなどを表示する。音声コマンドで操作するだけで、HUDを表示させることが可能だ。ユーザーの声をクリアにキャッチし、時速40kmまでの高速サイクリングでもクリアなコミュニケーションを実現する。

バッテリーはスポーツモードで最大10時間。インテリジェント・ライト・システムとUV検出機能を搭載し、快適に運動が可能だ。

友人とハイキングやサイクリングに出かける際も、「Vida」を装着するだけで、ネットワーク範囲内であれば距離の制限なくリアルタイムでチャットができる。サイクリングではルートを自由に調整が可能。さらに、メンバー全員の位置確認もできる。不測の事態が発生した場合は、すぐにチームメイトに知らせることができる。

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48MPカメラと100⁰超広角モードを搭載、音声コマンドで操作ができ、「写真を撮って!」と言えば、思い出を残すことができる。シャッターを押す5秒前から録画も可能だ。

ゴルフモードでは、ロードされた地図とユーザーの現在位置に基づいて、前方のサンドバンカー/ウォーターハザードまでの距離を測定することができる。音声対話でショットの距離のアドバイスも可能。ゲーム中、自動的にユーザーのための統計情報を収集することもできる。

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心拍数、血中酸素、温度、湿度など、10個のセンサーを内蔵し、健康データをリアルタイムで知らせてくれる。同時に、健康や環境に害を及ぼす可能性がある場合は警告を発する。さらに、スポーツアドバイス、競技計画や試合準備のための能力分析に関する専門的なガイダンスを提供してくれる。

どのように動いても、ビデオは常にユーザーの目の前にあり、屋内トレーニングにも最適だ。また、オープンイヤータイプのヘッドフォンとしても使用可能。その他にも、プロジェクター代わりでの使用や、音声からテキストへの変換、画像翻訳、植物や動物、道路標識の識別、スピーチなどの原稿を参加者には見えないように表示することもできるとのことだ。

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Top Image : © QIDI

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