株式会社ビズリーチが運営する即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、新機能「GPTモデルのレジュメ自動作成機能」（特許出願中、以下GPTツール）を開発した。最短30秒程度で350文字以上の経歴書の自動作成が可能。当ツールの活用で職務経歴書の内容を効率的に充実させ、ビジネスパーソンと企業のマッチング機会の最大化を実現する。

ビズリーチのGPTツールは、キャリアを主体的に考えるビジネスパーソンが小さな負荷で簡単に、かつ最適な内容の職務経歴書を完成できるようにGPTモデルのレジュメ自動作成機能がサポートするもの。

ビズリーチに登録後、職種、ポジション、業務のミッション、業務領域などの簡単な質問に回答するだけで、最短30秒程度で350文字以上の経歴書が自動作成される。キーワード入力の際も、ビズリーチ上に蓄積された膨大なデータを基に会員に適した入力内容が推薦され、ユーザーは推薦されたキーワードを選択あるいは入力するだけで、企業やヘッドハンターがスカウト送信の判断を行いやすいよう整理された業務内容が作成できる点が特徴だ。

■利用方法　＊現在は、アプリ版（iOS）のみの提供です
1．業務内容の編集画面から機能の使用を選択
2．4つの質問に回答
3．回答内容を基に、AIが自動で業務内容の文を作成
4．出来上がった文を業務内容に挿入し、自身で編集後に保存

職務経歴書におけるGPTツールの効果については、すでに実証済み。マッチング理論の第一人者である東京大学大学院経済学研究科教授兼東京大学マーケットデザインセンター（以下、UTMD）センター長の小島武仁氏とUTMDチームが共同研究により検証した結果、GPTツールを使用して作成した職務経歴書は、使用しなかったものよりも質の高い内容を作成でき、さらにスカウト受信数も増えることが明らかになった。

さらにビズリーチとUTMDが共同で行ったGPTツールの調査によると、GPTツールを使用して職務経歴書を更新した会員の方が、平均で約40%多くスカウトを受けることができたという。

ビズリーチは、そもそも求職者と企業の質の高いマッチングのためには、職務経歴書の内容が重要だと述べている。ビズリーチが企業の採用担当者やヘッドハンターにスカウト送信を見送る要因を調査したところ、「職務要約で経歴が読み取れない」「スキルが記載されていない（少ない）」「経験から得た強みがわからない」「経験社数に対して職務経歴の記載が不足している」など職務経歴書の不備や内容不足が多く挙がっており、職務経歴書の内容がマッチングのキーポイントになることは言うまでもない。

今回のGPTツールの開発は、ビジネスパーソンの職務経歴書の質向上やスカウト数の相対的な増加を導き、キャリアの選択肢と可能性を大きく広げるものとして期待が寄せられている。

ビズリーチは「今後もデータとテクノロジーの活用によるサービスの向上を図りながら、即戦力人材の転職や企業のスピーディーな採用をサポートする機能をリリースしていきたい」と意気込みを見せた。

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Top Image : © 株式会社 ビズリーチ