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2022.06.13

知財ニュース

タカラトミー、パパやママそっくりの声をAIがつくる読み聞かせスピーカー「coemo(コエモ)」を発売

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株式会社タカラトミーは5月23日、実在する人物とそっくりの“コエ”をAIがつくる読み聞かせスピーカー「coemo(コエモ)」(希望小売価格:12,980円/税込)を2022年9月下旬から全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売り場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」等にて発売することを発表した。予約受付は、「タカラトミーモール」にて2022年6月14日(火)から開始する。

coemoは、最先端のAI音声合成技術「コエステーション」を活用し、実在の人物の声とそっくりな合成音声=コエで読み聞かせを行う。プロのナレーターの感情表現や抑揚を再現することで、まるで両親や、実在する人間が話しているような自然な読み聞かせを実現しているという。さらに、それぞれの物語に合わせた効果音やBGMを合わせることができ、臨場感ある読み聞かせを楽しむことができる。視覚に頼らない、耳で想像する読み聞かせのため、子どもの聴く力や想像力を高める設計だ。

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そんなcoemoの使用方法は、音声登録アプリ「コエステーション」に簡単な台本を読んで対象者の声を登録し、AIがそっくりな音声を合成。coemoアプリで物語を選んで、「coemo」デバイスに送るだけ。

coemoアプリは無料で楽しめる60コンテンツのほか、日本・世界の童話やオリジナルストーリーなどの45作品が用意されおり、事前に子供の名前を登録することで、物語の中に子どもの名前が登場するオリジナルストーリーも楽しめる。また、ブレインスリープ社が開発した「BRAIN SLEEP」とコラボした良質な睡眠へ導く音楽や、「ねるまえたいそう」などのコンテンツも利用できる。今後は子どもの成長に合わせて長く使用できるように、コンテンツの追加を予定しているとのこと。

なお、coemoは連動アプリに操作を音声で誘導する「画面読み上げ機能」を搭載している点などが評価され、目の不自由な人も一緒に楽しめるおもちゃとして日本玩具協会が推進する「共遊玩具」にも認定されている。

今後、実在の人物の声とそっくりな合成音声が私たちの生活にどのような影響を与えるのか、楽しみにしつつ注視していきたい。

「coemo」公式ページはこちら

「コエステーション」知財記事はこちら

Top Image : © 株式会社 タカラトミー

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