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2023.05.02
知財ニュース
メガネに取り付け可能なARデバイス「Monocle(モノクル)」が発売─ユーザーが自由に機能拡張、価格は4万5800円
ARデバイスを開発する香港のBrilliant Labsは、メガネに取り付けるレンズ型の超軽量ARデバイス「Monocle(モノクル)」を開発した。
「Monocle」は、メガネの片側にクリップで取り付けることで「モノクル(片メガネ)」のように利用できる小型のヘッドアップディスプレイ。スマホアプリと連動し映像が見られるほか、カメラで捉えた視界を16倍までズームしたり、写真や映像を瞬時にキャプチャしたりできる。またオープンソースソフトウェアを実行し独自のファームウェアを作成できるため、アプリ開発を行うことができファームウェアの書き換えも可能。
本体には640x400カラーOLEDディスプレイ、5MPカメラ、マイクロフォンなどが搭載され、Bluetooth5.2経由で携帯電話にも接続可能。15gと軽量で、処方されたメガネから老眼鏡まであらゆるものに取り付けできる。
また、カメラで捉えた視界を16倍までズームできるほか、直前に見た映像をスローモーションで再生できる「インスタントリプレイ」機能も使用可能。ユーザーが見ている景色を写真や映像でキャプチャし、Bluetooth経由でスマートフォンに送信できるため、目の前の一瞬を逃さず記録できるという。
なお、本製品は、プラットフォームがオープンソース化されているのに加え、Python3と高い互換性を持ったプログラミング言語処理系のMicroPythonをサポートしているため、新しい機能や独自のファームウェアをユーザー自らプログラミングで拡張できる。また、定期的に追加されるMicroPythonのサブセットを活用することでさまざまなモジュールに簡単にアクセス可能になる。
価格は349ドル(約4万5800円)で、公式ページから購入可能。Monocleと連携させるアプリはApp StoreもしくはGoogle Playからダウンロードできるという。気になる方はチェックしてみてはいかがだろうか。
Top Image : © Brilliant Labs