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2024.06.21
知財ニュース
顔認証乗車「ユーカリPASS」、ユーカリが丘ニュータウンで実証実験
山万株式会社とパナソニック コネクティッドソリューションズ社、ジョルダン株式会社は、山万株式会社が開発するユーカリが丘ニュータウンにおいて、新交通システム「山万ユーカリが丘線」とコミュニティバスの複数の交通サービスを対象に、非接触かつシームレスに利用するための顔認証乗車実証実験「ユーカリPASS」を導入した。
今回の導入に伴い、発売機で販売する乗車券は、磁気券からQRチケットに移行するという。
同実証実験では、パナソニックが提供する顔認証技術とジョルダンが提供する決済・チケット管理システム「JorudanStyle3.1」を活用。非接触・非対面での本人確認とチケット確認、乗車管理を行うことで、利用者の「顔」一つで乗車できるシームレスな利用が実現する。
利用者は、事前に専用サイトでクレジットカードと顔写真を登録する。改札前のタブレット画面に近づき、認証が成功したら、改札機を通行できるという仕組み。
同社らは、バスでの顔認証乗車によるシステムの実証実験は、すでに2021年5月10日より開始済み。今回新たに鉄道でのサービスを追加することで、複数の交通機関の連携が提供されることになる。
鉄道駅には、パナソニック コネクティッドソリューションズ社が開発した、業界初となるフラッパーレスでポール型の新デザインを採用した顔認証ポールを改札に設置し、通行者の本人確認を実施。さらにジョルダンの決済・チケット管理システムでチケット情報確認を即時に行い、通行を管理する。
山万株式会社は、「近未来を想像させる新しい公共交通スタイルの可能性、利用者の利便性、実用性、街のサービスとしてのあり方の検討と構築の実証を通じて3社で取り組んでいきたい」と今後の展望を述べている。
Top Image : © 山万 株式会社