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2024.03.28

知財ニュース

革新的デザインの祭典、「コクヨデザインアワード2024」受賞作品発表

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コクヨは、次世代を担うデザイナーの発掘と商品化を通じた活動支援を行う「コクヨデザインアワード2024」最終審査にて、グランプリ作品1作品と優秀賞3作品を決定した。

「コクヨデザインアワード2024 ファイナリスト作品展示会」を、3月19日(火)- 4月5日(金)まで、東京・品川の「THE CAMPUS SHOP」で開催する。

tr 左:トロフィー 右:表彰状

「コクヨデザインアワード」は今年で21回目を迎える。本年度のテーマは、自然に近い「本来の」状態、磨かれる前の「根源的な」状態を表現する「本質の再定義」を意味づけた「primitive」。これからの未来に本質として残るプロダクトデザインを募集した。

募集期間は2023年7月28日から10月11日、国内外51か国から合計1,480点(国内876点、海外604点)の作品が集まった。

最終審査では、昨年11月の二次審査およびパテント調査を経て選出された10作品のプレゼンテーションと模型審査が行われ、その後、審査員による最終審議によって受賞作品が決定。受賞作品の詳細は、次の通り。


◎グランプリ(1作品)

作品名:削鉛筆/伝野輔氏

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作者コメント:自分の欲しい形を自分で作る、素材としてのプロダクト。手が大きく使いやすい鉛筆に出会えなかった作者が、画一化された規格品では、不自由に感じる人たちがいると考えてこのプロダクトを考えた。

◎優秀賞(3作品)

作品名:Memento/田中聡一朗氏

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作者コメント:小石のような丸みを持った、卓上で使う小さなホワイトボード。ちょっとしたメモを書いたら消して、また書く。大切な言葉なら、消さずにそっと置いておける。石のような佇まいが趣を感じさせる、現代のせわしなさと原始の時間の流れ、その中間にあるプロダクトです。

作品名:移ろう色鉛筆/大原衣吹氏

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作者コメント:種から芽が出て葉が茂り、花を咲かせて枯れてゆく植物の一生を、色鉛筆の色の移り変わりで表現。季節の変化とともに草花の色どりが変わるように、使っていくうちに色が移ろい、思いもよらない変化が楽しめる。

作品名:滴付箋/フカタカ(佐藤貴明氏、深沢真緒氏)

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作者コメント:その名の通り、滴が落ちたかのような付箋。少し厚みがあることによって、本をパラバラとめくると自然とそのページが開くようになるという。一般的な長方形の細長い付箋のように、端がはみ出ることを気にする必要もなく、心置きなく印を残すことができる。

ファイナリストの作品はこちら


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受賞者には、「本質を見抜く視点」を表現した「目」を要素として取り入れたトロフィーと表彰状が授与された。

東京・品川の「THE CAMPUS SHOP」で開催される「コクヨデザインアワード2024 ファイナリスト作品展示会」では、グランプリ、優秀賞を含む10点のファイナリスト作品を紹介する。

また合わせて、実施した NEW GENERATION 賞受賞作品の紹介や、過去の受賞作品を商品化したアイテムの販売も行う。

「コクヨデザインアワード2024 ファイナリスト作品展示会」
期間:2024年3月19日(火)- 4月5日(金) 10:00 - 19:30 ※定休日:土日祝日
場所:THE CAMPUS SHOP(〒108-8710 東京都港区港南1丁目8番35号)
入場料:無料

「コクヨデザインアワード2024 ファイナリスト作品展示会」を開催

KOKUYO DESIGN AWARD 2024 作者コメント

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Top Image : © コクヨ 株式会社

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