News
2023.10.06
知財ニュース
コンビニ初、ファミリーマートが荷物の発送・受取可能なスマートロッカーを導入─10月より650店舗に設置
ファミリーマートは、2023年10月より東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に位置する650店舗に、自社運用のスマートロッカー「ファミロッカー」を順次設置することを発表した。これにより、利用者はレジを介さず、自由なタイミングで荷物の発送・受取が可能となり、ファミリーマートの店舗運営の効率化も図られる。
物流2024年問題の到来とともに、自動化や効率化のニーズが高まる中、ファミリーマートは荷物の発送・受取に便益をもたらす「ファミロッカー」の設置を決定した。
EC市場の拡大、個人間取引の増加、コロナ禍での生活様式の変化などに伴い、小口荷物の取扱い量が増加している。これに対応するためファミリーマート店舗での荷物取扱いも約1.3倍に増加し、店舗従業員の作業負荷や荷物の保管場所に課題が生じていた。
ファミリーマートの革新的な取り組みとして注目される「ファミロッカー」は、利用者がレジに並ぶことなく、自由に荷物の発送・受取ができるようになるサービス。ヤマト運輸のフリマサイト連携サービスや「宅急便をスマホで送る」サービス、アマゾンや楽天市場などのECサイトでの購入商品の受け取りに加え、日本郵便のe発送サービスを利用して、メルカリ、ヤフオク!、PayPayフリマ、楽天ラクマなど、人気フリマサイトで取引された商品の発送や、不在再配達となった書留の受け取りも可能になる。
店舗スタッフの負荷軽減も期待されており、荷物の取扱い業務や保管場所の問題解決に寄与する。ファミリーマートは、ファミロッカーの利用実績と事業性をもとに、本格的なサービス展開を検討していくとしている。
Top Image : © 株式会社ファミリーマート
この記事のタグ