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2025.10.27

知財ニュース

チームみらい、国会の法案や議論をわかりやすく伝えるプラットフォーム「みらい議会」を発表

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政治とテクノロジーの融合を掲げる政治団体「チームみらい」は10月16日、国会で審議されている法案の内容や進捗をわかりやすく伝えるプラットフォーム「みらい議会」を発表した。発表時点では初期版が一般公開されており、今後も段階的に機能拡充を進める予定だという。

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チームみらいによると、政府や国会が公開している情報は形式的には公開されているが、市民にとって実質的にアクセスしづらく、内容的にも専門用語を知らないと理解しづらい。そのため、多くの国民にとっては「国会で何を議論しているのか」を理解することが難しく、政治参加への距離感を感じざるを得ない状況だ。チームみらいは、こうした「情報はあるが届かない」という構造を変えるために「みらい議会」を開発した。

「みらい議会」は、いま国会で議論されていることをやさしい言葉で説明してくれるツールだ。国会で審議される法案を一覧で表示し、法案のステータス(審議中など)、改正案のポイント、改正が必要な理由、賛否の意見などを一目で確認することができる。

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このツールでは専門用語が多くて難しい法案の解説を、AIの助けを借りてかみ砕き、よりわかりやすい表現に翻訳してくれる。わかりやすい言葉を用いた「やさしく」バージョンがデフォルトの表示になっており、通常の法案で使用される言語を用いた「詳しく」バージョンにはタップで切り替えることができる。

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AIアシスタント機能が搭載されており、AIとチャットで対話をしながら、法案の理解を深めることができる。テキストを選択することで、簡単に、難しい語句や内容についての質問が可能だ。

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さらに、ワンクリックですべての漢字にルビを振ることができるルビ機能も搭載されている。

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このプラットフォームは、チームみらいが参議院選挙で約束していた「100日プラン」のうちの、「スモールチームでも出来る”社会実装”を爆速で遂行」の1つなのだという。10/2には、政治資金を見える化するツール「みらい まる見え政治資金」を発表しており、今回の「みらい議会」はそれに続く第2弾のプロダクトとなる。

チームみらいは、今後も「みらい議会」の機能を拡充し、市民が政治や政策をより理解しやすくするだけでなく、意見を行政や議員に届ける双方向型プラットフォームとしての発展を目指すとしている。

なお、本サービスは現在β版として運用中であり、法案情報の更新頻度やデータ精度については今後検証を進めていく方針だ。

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Top Image : © チームみらい

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