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2024.06.18
知財ニュース
高速道路の走行中にEV充電が可能に、インディアナ州で実験プロジェクト開始
EVを運転しながら走行中にEVをワイヤレス充電できるという高速道路のプロジェクトが、インディアナ州交通局とパデュー大学により推進されている。この充電レーンの設計は、コンクリートの下に取り付けた送信コイルから、車両下部の受信コイルに電気を送信することよって、走行中にワイヤレスで充電が可能になるというものだ。
この取り組みは2018年から始まり、2022年にはインディアナ州のエリック・ホルコム知事が国連環境会議COP27で、パデュー大学の技術者の協力により世界初のワイヤレス充電用高速道路の実験台を開発していることを発表した。
このプロジェクトは、2024年春からインディアナ州北西部のウエスト・ラファイエットを走る高速道路52号線と231号線において、400メートルほどの区間で設置され、大型トラックを使用したテストが行われる予定だ。
順調に進めば、今後4年間で州間高速道路の一部を「電化」し、さらに多くのテストを実施する計画とのこと。この「電気道路」技術は人間に対して無害であることが証明されており、遮断センサーを含む安全技術によって、テスト運用中のみアクティブになる仕様だという。
Top Image ©︎ : PURDUE UNIVERSITY