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2025.06.05
知財ニュース
シャープの新型テレビ、視力検査ができる「めめログ」を搭載―画面にCマークで視力チェック、対応機種は順次拡大予定

シャープ製新型テレビの一部製品に、目の見え方を手軽にチェックできる独自アプリ「めめログ」が搭載されている。同アプリを使えば、視力検査で使われるCのようなマーク「ランドルト環」がテレビ画面に表示され、日々の目の見え方を確認したり、その履歴を記録したりすることが可能。
「めめログ」を利用するには、まずリモコンの「ココロビジョン」ボタンまたは「ホーム」ボタンからアプリを起動する。初回起動時には利用規約とプライバシーポリシーへの同意が必要。その後、シャープの会員サービス「COCORO ID」でログインするか、ゲストとして利用するかを選択する。
COCORO IDでログインすると、チェック履歴の保存や確認、さらには最大10人までの複数ユーザーでの利用が可能。ゲスト利用の場合は、履歴の保存や複数ユーザーでの利用はできない。
COCORO IDでのログインは、スマートフォンでQRコードを読み取って行うか、テレビに直接IDとパスワードを入力。ログイン後は、性別や生年月日、普段の視力矯正の状況などを設定する。
見え方をチェックする際は、「今日の見え方チェック」を選び、テレビの画面サイズと画面からの測定距離を設定。準備ができたら「スタート」を押し、画面に表示されるランドルト環の切れ目の方向をリモコンで答えていく。左右の目を順番に測定し、結果が表示される。
また、「めめログ」には目に関するコラムを読む機能も搭載されており、健康に関する情報も取得できる。設定画面では、ログイン時のアイコン変更や、テレビサイズや測定距離などの「測定環境」の確認・変更などが可能だ。
ただし、このアプリによる「目の見え方チェック」はあくまで目安であり、同社は、正確な視力を知りたい場合や目に異常を感じる場合は、必ず眼科医の診察を受けるように、と注意を促している。
現在、「めめログ」搭載機種は一部製品に限られるが、今後は順次拡大予定。
Top Image : © シャープ 株式会社