News

2025.12.01

知財ニュース

湖池屋、京都すばる高校と新商品「京都カラムーチョ しば漬けタルタル」を開発し、全国での発売を発表

12673001 c l

株式会社湖池屋は、京都府および京都府立京都すばる高校と共同開発した新商品「京都カラムーチョ しば漬けタルタル」を2025年10月20日(月)に全国のコンビニエンスストア先行、2025年10月27日(月)に全国のスーパーマーケット他一般チャネルで発売すると発表した。

同社が高校生と商品開発するのは初めてのことで、京都府・高校生・湖池屋という3者の共同開発のこれまでにない、京都ブランドを使用した商品だ。価格は、税抜きで158円前後(参考小売価格)とのこと。

同社は2023年に京都府と地域活性化包括連携協定を締結。連携の一環として24年5月から湖池屋と京都すばる高校起業創造科において、“京都府の食”をテーマとした新商品開発プロジェクトをスタートした。

プロジェクトでは、61名の生徒が、授業の中で自ら商品企画を考え、湖池屋社員のサポートを受けながら京都府の高校生らしいアイデアをブラッシュアップ。市場調査・コンセプト開発を行い、計13チームが24年10月の社長プレゼンまでを実施した。その中でも優秀だった3チームが味覚開発・デザイン考案・プロモーション戦略までもリードして立案し、25年2月に行った最終社長プレゼンに臨み、最も優秀だった「京都カラムーチョ しば漬けタルタル」の商品化が決定した。

「京都カラムーチョ しば漬けタルタル」は、京都三大漬物のしば漬けとタルタルソースを組み合わせ、辛味だけではない、酸味とクリーミーさを兼ね備えたマイルドな味わいの新たなカラムーチョとなっている。これまで辛い物に手を出せなかった新規ユーザーへのアプローチを図り、ブランドの間口拡大を狙うのだという。

パッケージデザインも、高校生からのアイデア・オリエンテーションを基に制作した。パッケージ全体の赤紫色で「しば漬け」の味わいを直感的に伝えながら、京都の街並みや五重塔に近未来的デザインを掛け合わせて“新しい京都”を表現。「カラムーチョ」のブランド名を冠することで安心感を担保しながら、高校生らしい斬新な発想のデザインに仕上がっている。

京都府庁で行われた商品の完成発表会で佐藤社長は「商品開発で一番大切な熱量を生徒からのプレゼンで感じた」と称賛。商品を試食した西脇隆俊知事は「若い時期から社会とつながりを持つ経験をすることは重要だ」と述べている。

プレスリリースはこちら(株式会社湖池屋)

ニュースリリースはこちら(京都府)

「京都カラムーチョ しば漬けタルタル」についてはこちら

Top Image : © 株式会社 湖池屋

広告