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2024.07.16
知財ニュース
JR西日本、鉄道設備メンテナンスに人型ロボット導入開始―新たな雇用創出、効率化と安全確保
JR西日本グループでは2024年7月より、鉄道設備メンテナンスにおいて多機能鉄道重機の使用を開始する。
多機能鉄道重機は、同グループの西日本電気システム株式会社と株式会社人機一体、日本信号株式会社の共同開発で、いわゆる「人型ロボット」。高所で実施される多様な設備メンテナンスに対応する作業用機械を目指し、2020年より3社が開発を進めてきた。
同機は必要に応じて多様なツールを装備可能で、より直感的な操作ができる。また、遠隔操作で最大40kgの把持、最大12mでの高所作業が可能だ。
同機の導入により、作業に要する人的要因が約3割減少する見込み。さらに作業を機械化することで、墜落や感電などの労働災害を防げることや、性別や年齢に関係なく多様な人材に対する雇用機会が生みだせることが期待されている。
Top Image : © 西日本旅客鉄道 株式会社、株式会社 人機一体