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2025.12.05

知財ニュース

ピクシーダストテクノロジーズ、低周波騒音を“軽量”で抑える「汎用型 iwasemi™ 通気遮音材」を開発―通気性と遮音性を両立

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ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、従来の騒音対策で課題となっていた「低周波騒音は、厚く重い構造でしか抑えられない」という常識をくつがえす、音響メタマテリアル技術を応用した汎用型 iwasemi™ 通気遮音材を発表した。

ピクシーダストテクノロジーズは、音響メタマテリアルをベースとした独自の音響制御技術「iwasemi™」を応用することで、低周波帯の遮音性能を、軽量構造で、しかも通気を確保したまま実現する通気遮音材を開発。

低周波騒音は振動として建物全体に伝わりやすく、防音壁の大型化・重量化や二重壁構造、防振施工など、大規模かつ高コストな対策が必要とされてきた。また、静けさと換気・通気の両立も難しく、設計・施工・運用のいずれにおいても負荷が高い状況が続いていた。

今回ピクシーダストテクノロジーズが発表する通気遮音材は、こうした従来の課題に対し、125Hzで10dB の低減を実現しつつ、軽量性・通気性・設置容易性を両立する新しい構造技術だ。

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「汎用型 iwasemi™ 通気遮音材」は、通気を確保しながら遮音を実現できる構造。1.125Hz 帯で最大 10dB の低減が可能であるほか、軽量構造のため、既存空間への後付け・改修にも対応しやすい。

そのため、同製品は用途に応じた最適な音響設計が可能で、コストバランスと性能の最適化を図ることが可能。ZEB、健康建築、ウェルビーイングオフィスなど、環境性能と快適性を両立したプロジェクトへの展開も期待されている。

同社は、今回発表した汎用型 iwasemi™ 通気遮音材を皮切りに、「吸音」から「遮音」までをシームレスに設計できる総合的な音響ソリューションとして、事業の拡張を進めていく方針。

今後は、建築・設備設計フェーズにおけるiwasemi設計支援ツールの提供や、オフィス・住宅・工場・教育など、用途ごとの特性に応じたモデルの最適化を進めるほか、国内外の建設会社・設計事務所・デベロッパーとの共創プロジェクトを通じて、現場に根ざした音環境改善の社会実装の推進を目指していく。

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Top Image : © ピクシーダストテクノロジーズ 株式会社

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