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2022.04.08

知財ニュース

コロナ禍のアイドル握手会を感覚伝送技術で遠隔化―スカパーのアイドルフェスに導入

リアルハプティクス

慶應義塾大学発ベンチャーのモーションリブ株式会社は、2022年3月16日に開催された「スカパー!アイドルフェス! ~Think of SDGs~」の「さわれるVR握手会」において、リアルな感触が遠隔地に伝わるリアルハプティクス装置を提供し、アイドルとのソーシャルディスタンスを保ちつつ、握手の感触の双方向ライブ体験を実現した。

リアルハプティクスとは、慶應義塾大学で発明された、人の力加減や物の感触を正確に遠隔地に伝送できる制御技術。コロナ禍で接触コミュニケーションの機会が減少する中、新時代の非対面接触コミュニケーション手段として期待されている。また、VR等の画像技術・音声技術と組み合わせることで、より没入感のある体験を創造することができるという。

人と人が直接触れ合う機会が減少している現在、映像と音声による非接触コミュニケーションが普及しているが、触れ合うことではじめて伝わる感覚や価値も確かに存在する。アイドルとの握手もその一つだが、握手会は不特定多数の接触が発生することから中止が相次いでいた。

今回、「スカパー!アイドルフェス! ~Think of SDGs~」では、同社の提供する最新の感触伝送テクノロジーを用いて、離れた場所にいるアイドルと直接握手しているかのような感覚を得られる「さわれるVR握手会」を開催。

今後も、力触覚技術リアルハプティクスを通して、Withコロナ社会における新たなコミュニケーション手段を提供していくとしている。

リアルハプティクス2

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モーションリブ株式会社ホームページ

リアルハプティクス 技術紹介動画

Top Image : © モーションリブ 株式会社

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