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2025.08.07
知財ニュース
PayPal、暗号通貨決済サービス「Pay with Crypto」を発表―取引手数料を最大90%削減、100種類以上の暗号通貨で支払い可能

ペイパルは28日、新たな仮想通貨決済サービス「Pay with Crypto」を発表した。同サービスは100銘柄以上の仮想通貨に対応し、国際クレジットカード処理と比較して取引手数料を最大90%削減する。
世界に6億5000万人以上いる暗号通貨ユーザーという巨大な市場にアクセスできるようになるという。同サービスは、高額な手数料など、国境を越えた取引における長年の課題を解決し、グローバルな商取引を大きく変える可能性を秘めているとしている。
消費者はビットコインやイーサリアムなど100種類以上の暗号通貨で支払うことができ、企業側はそれを瞬時に法定通貨などで受け取れるため、スムーズでほぼリアルタイムな決済が可能だ。
ビットコイン、イーサリアム、USDT、XRP、BNB、ソラナなど主要仮想通貨に対応。コインベース、オーケーエックス、バイナンス、クラーケン、ファントム、メタマスク、エクソダスのウォレット接続も可能だ。
PayPalによると、取引手数料は0.99%と非常に低く設定されており、これまで企業のグローバル展開の障壁となっていた複雑で高コストな決済システムを根本から変革する。
この新サービスは今後数週間以内に米国の加盟店から利用可能となり、PayPalはあらゆる規模の企業の成長を支援し、包括的で国境のないコマースの未来をリードしていく方針だ。
Top Image : © PayPal