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2022.04.07

知財ニュース

“やみつき”になる味を1兆通りから人工知能が算出した「AIせんべい」が販売開始

AIせんべい1

株式会社マスヤは、、AIによる1兆回以上の味のシミュレーションから「やみつき」になる食材の組み合わせを導き出し、新商品「おにぎりせんべい AIせんべい」を開発したと発表した。

本商品の開発は、テレビ東京のビジネス開発バラエティ番組『今日からやる会議』のビジネスコラボ企画をきっかけに、マスヤ社が、データアーティスト株式会社の有するAI技術「味覚設計プロセス」の提供を受けることとなり実現したもの。マスヤのロングセラー商品「おにぎりせんべい」の新商品として「おにぎりせんべい AIせんべい」が開発され、2022年3月22日より、全国のローソン各店舗にて先行販売を開始している。

コンセプトは、「やみつきになる究極の味」を追求すること。AIが、WEB上に存在する“やみつき”と記載のある8万2000個のレシピ情報から、調理食材を学習し、1兆回以上のシミュレーションを経て“やみつき”になる食材の最適な組合せを算出した。AIが導き出した最も高いやみつき度となった99.8%の食材の組合せから、同社の開発メンバーが最終的に商品に落とし込み、本商品が誕生した(やみつきキャベツの場合は60.1%と算出されている)。

開発には「とりあえずAIを使ってみよう」という遊びに近いところから、徐々にビジネスとして落とし込んでいくという、従来とは全く異なるプロセスを踏んでおり、発想も業界の常識にとらわれない今までにないせんべいを開発することに成功したという。

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AIには、一般的な意識調査からも分かるように、ポジティブなイメージがありつつも、よくわからないという理由で漠然な不安を持たれてきた。「AIせんべい」という名前には、商品を手に取る人々の持つ、そうした不安な印象の払拭と、新しい取り組みであることを表現したいという思いが込められているそう。

株式会社マスヤでは、新たな繋がりを積極的に進めることで、せんべいの常識を変えるきっかけにしたいという思いから本取り組みを始めており、これからも様々な分野との繋がりを大切にし、新たなお菓子の魅力を届けることで、お菓子全体を盛り上げることにつなげたいとしている。

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Top Image : © 株式会社 マスヤ

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