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2023.09.20

知財ニュース

米国防総省、UFOやUAP(未確認異常現象)の情報や動画を一般公開するウェブサイトを開設

FireShot Capture 460 - AARO Home - www.aaro.mil

米国防総省は2023年8月31日、UAP(unidentified anomalous phenomena:未確認異常現象)に関する機密解除された情報を集めたウェブサイトを立ち上げた。

「未確認飛行物体」を意味する言葉としては、従来「UFO(Unidentified Flying Object)」という言葉が用いられてきたが、米国防総省はこれらを「UAP」、未確認異常現象と呼称している。

ホームページを開設したのは、2022年7月に設立された米国防総省のUAP調査機関「全領域異常対策室(All-domain Anomaly Resolution Office:AARO)」。AAROによると、当サイトを開設した目的は、その調査結果を一般に公開することで、UAPに対する脅威を軽減するためとのこと。

同ホームページには、現在8本の動画が公開されており、ダウンロードも可能。動画には、米海軍のF/A-18ジェット戦闘機が2015年に撮影したものや、中東や南アジアに配備された無人攻撃機MQ-9リーパーが撮影したものも含まれている。

また、同サイトには、UAPの飛行高度の分布や形態、サイズ、色、速度、電波周波数などを盛り込んだ「UAPレポーティング・トレンド」も掲載。さらに、記録文書やプレスリリース、適用法規などの資料へのリンクも掲載されている。

AAROによると、今秋には1945年以降に政府職員や軍人が報告した情報が公開され、その後はより広範囲の人々の目撃情報が公開されるとのこと。

プレスリリースはこちら

「AARO」公式サイト

「UAPレポーティング・トレンド」

Top Image : © All-domain Anomaly Resolution Office (AARO)

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