News
2021.11.26
知財ニュース
市川海老蔵氏 初のNFTデジタル作品をオークション販売―ワントゥーテンが独自のNFT STOREを開設
歌舞伎俳優の市川海老蔵氏、初となるNFTデジタル作品が期間限定で販売された。これは国内外にXR、AIなどを活用したプロジェクトを展開する株式会社ワントゥーテンの持つ独自販売プラットフォーム「ワントゥーテン NFT STORE」にて、2021年11月25日(木)12:00までの期間限定でオークション販売されたもの。NFTプラットフォーム「Mint」により、独自のNFTストアが構築された。
今回販売されたのは、2021年2月に市川海老蔵氏の主演、総合演出でライブ配信を行った「Earth & Human」のボリュメトリックライブ映像作品「Earth & Human LIVE」と、初公開となるVRエディション「Earth & Human VR」。
ボリュメトリックビデオ技術とは、現実の人物や場所、動きなどを3次元データ化し、撮影とほぼ同時に3D映像を生成できる技術。360度全方位での映像生成ができ、CG合成も可能。地中から地上を見上げるなど、現実ではありえない縦横無尽なカメラアングルで映像表現ができる。ARやMR、VRなどの仮想空間上で自由に配置・演出を加えることができ、次世代撮影方法として注目されている。
ワントゥーテンは、これまでに京都の世界遺産・元離宮二条城での光のライトアップ没入型アート体験「ワントゥーテン 二条城夜会」や、伝統工芸のつくり手と応援するファンをつなげるWEBサービス「ENU(エヌ)」など、日本の伝統文化・歴史・自然を見直し、伝統に創造性と先端テクノロジーを掛け合わせた様々なプロジェクトを創出してきた。
“価値流通の新しい手段”として注目を集めるNFTデジタルコンテンツの市場に対しても、日本の伝統と革新的テクノロジーを融和させた今回の「Earth & Human」をリリースすることで、未来の日本文化のあり方を提案する。同社は、市川海老蔵氏の舞踊と先端テクノロジーが融合した同NFT作品を皮切りに、日本文化ならではの「美意識」を世界に発信していくと述べている。
Top Image : ©株式会社 ワントゥーテン