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2021.05.11

知財ニュース

「HTTPステータスコード百人一首」がIT関係者の間で話題に─仕事を思い出して胃が痛くなる人も?

HTTPステータスコード百人一首1

「404 Not Found」——誰しも一度は見たことがあるこの表記は、サーバーがリクエストされたリソースを発見できないことを示すものだ。

このように、ウェブサイトを閲覧するウェブブラウザから送られるリクエストに対し、ウェブサーバーから返信されるレスポンス内容を表す3桁の数字のことを「HTTPステータスコード」という。

そんなHTTPステータスコードが百人一首になったとして、IT関係者の間で話題になっている。

「HTTPステータスコード百人一首」は、40種類のHTTPステータスコードが記載された取り札、読み札で構成されている。

取り札には下の句として「404 Not Found」というように、HTTPステータスコードと英語名が書かれており、読み札には上の句としてそのHTTPステータスコードの説明文、そして下の句が記載されている。

リクエストされたリソースが見つかりませんでした。
存在しないページを表示しようとした時などに返されます。
Not Found
404

読み手は上から読んでいき、取り手はどのHTTPステータスコードか判った時点で該当する取り札を探し取っていくというルールだ。説明文のところは似ている出だしが多く、慣れてくるとちょっとした差異が発生した時点で判断できるようになっているのがポイント。上の句と下の句の関連や確定できるキーワードなどを見つけていくのが、この百人一首の醍醐味と言えるだろう。

ちなみに、エイプリルフールネタで作られた「ジョークコード」も収録されており、ゲームを盛り上げる要素となっている。

百人一首2

こちらの百人一首は、購入者がTwitterで紹介すると瞬く間に拡散され、「IT企業の研修に取り入れてほしい」「人によってはトラウマ百人一首になりそう」「勉強に使えそう」「パソコン使ってて見たくない番号ばかり」とったコメントが寄せられている。HTTPステータスコードの勉強にはなりそうだが、遊んでいる間も仕事のことを思い出してしまう、そんなジレンマを抱えそうだ。

このように、一部の人の心を惹きつける「HTTPステータスコード百人一首」を制作したのは、ボード・カードゲーム製作サークル「揚げピーナッツ(@agepeanuts)」。“年齢もバラバラな気の合う人たちで作ったサークル”とのことで、他にも「プログラム言語神経衰弱」といったカードゲームを頒布している。

ルールはトランプの神経衰弱と同じだが、カードには全て違うプログラムが記載されており、同じ言語をペアにして獲得するというオリジナルゲーム。見ただけでは同じプログラム言語かわかりにくい場合は、カードの上下にあるバーコード状の模様をあわせることによって確認できる仕様となっており、初心者でも楽しめるのが特徴だ。

サークル「揚げピーナッツ」のこうした活動は、ボード・カードゲームのテーマへの無限の可能性を感じさせる。次はどのようなゲームが生み出されるのか、今後も注目していきたい。

 

揚げピーナッツ公式サイトはこちら

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