AppleがiPhoneでのタッチ決済の提供を日本で開始したと発表した。iPhoneとパートナーの対応iOSアプリだけでシームレスかつ安全に非接触決済ができるようになり、その他のハードウェアや決済端末は必要がない。

このタッチ決済は、中小規模の事業者から大型小売店まで、手持ちのiPhoneを使って、シームレスかつ安全に、非接触決済のクレジットカードやデビットカード、Apple Pay、その他のデジタルウォレットに対応できるようになる。

事業者は、対応するiOSアプリでiPhoneのタッチ決済を使い始めることができ、会計時に客の非接触決済のクレジットカードやデビットカード、iPhone、Apple Watch、その他のデジタルウォレットを事業者のiPhoneにかざしてもらうだけでNFCテクノロジーを利用して安全に支払いが完了できる。

iPhoneのタッチ決済はアメリカンエキスプレス、JCB、Mastercard、Visaを含む大手決済ネットワーク4の非接触決済のクレジットカードとデビットカードに対応している。決済のプラットフォームやデベロッパのiOSアプリに統合できるため、事業者はこの機能を簡単に導入することが可能だ。

日本の決済プラットフォームとして初めて、「stera tap」、「Airペイタッチ」、「Square POSレジアプリ」が、iPhoneのタッチ決済に対応するとしている。加えて、「Adyen」が今後数か月のうちに対応するほか、日本のApple Storeでも利用可能となる予定だ。

iPhoneのタッチ決済では、ユーザーの決済情報はApple Payが誇るプライバシーを保護するセキュリティ技術と同様の技術で守られるとのこと。決済で行われたすべての取引はSecure Elementを利用して暗号化の上処理され、Apple Payと同様、購入内容や購入者などの情報をAppleが把握することはない。

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