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2022.07.26

知財ニュース

日本テレビ、映像編集の自動モザイク入れAIソフトウェア「BlurOn(ブラーオン)」をリリース

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日本テレビ放送網株式会社は、株式会社NTTデータの協力のもと、映像編集の自動モザイク入れAIソフトウェア「BlurOn(ブラーオン)」をリリースした。

「BlurOn」は、画像認識AIを活用した、映像編集者のモザイク入れ作業を効率化するためのソフトウェア。クラウド上に映像をアップロードすると、顔、頭部、全身、車のナンバープレートをAIが自動で検出する。編集者は、顔などの検出情報をダウンロードすることで、用途に合わせて動画編集ソフトAdobe After Effectsでぼかし、モザイク、色付けなど調整をすることができる。

また、Adobe After Effectsのプラグインとして使用できるため、検出のために別ソフトを立ち上げる必要もないという。

BlurOn

従来の映像制作では、映像編集者が1フレームずつ人物の顔やナンバープレートなどへのモザイク入れを行っており、1時間の番組を制作するのにモザイク入れだけで2〜3日費やすこともあるなど、コンテンツ制作における大きな課題となっていた。

本ソフトウエアでは、これらの非クリエイティブな単縦作業の時間を大幅に短縮することができ、同社とそのグループ会社でBlurOnを使った実験では、作業時間を最大90%程度効率化できる結果が得られたという。

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本ソフトウエアは、映像編集の効率化により編集現場の働き方改革、業務効率化および生産性を向上させる事を目的として制作された。今後は、検出対象を増やすとともに、Adobe After Effects以外の映像編集ソフトウェアへの対応や、海外の映像編集者へ向けた展開なども考えられているという。

ニュース原文はこちら

BlurOn プロダクトページ

Top Image : ©︎ 日本テレビ放送網 株式会社

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