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2023.07.19

知財ニュース

AI特許調査プラットフォーム「Amplified」、特許文献のキーワード提案や要約生成機能を開始

Amplified

特許データプラットフォーム「Amplified」を提供するamplified ai, inc.は、特許情報に基づく生成AIによって、特許文献からの様々な推論や提案を生成AIで行う機能を提供する。独自の文献類似評価モデルと、新たに文書生成モデルを組み合わせることで実現したもの。有料ユーザーは全員利用可能だ。

機能は、利用者が興味を持つ多数の特許文献情報に基づいて、AmplifiedのAIが関連する技術コンセプトを提案したり、編集可能な特許文献の要約文を生成するというもの。それにより、利用者はより効率的かつ創造的に特許情報を活用できるという。

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今回のリリースは、主に「キーワード提案機能」と、「特許文献要約機能」が焦点。

「キーワード提案」は、類似性評価エンジンが収集した利用者が興味を持つであろう特許群からそこに含まれる技術的概念を推論し、キーワードレベルで提案する機能。利用者は特許情報とキーワードを参照して、あたかも人間とブレインストーミングをしているかのように、AIとともに柔軟に発想を膨らませることができる。

「特許文献要約機能」は、選択した特許の明細書全文を分かりやすい言葉で要約する機能。生成された要約は編集することができ、Amplifiedのデータプラットフォームを通じてチーム内に共有可能。さらに、要約文はAmplifiedのナレッジオートメーションを通じてチームメンバーに共有され、将来的に自社独自の特許要約データとして蓄積されるという。

この機能により、ユーザーは特許の内容を理解しやすくなるだけでなく、特許調査の報告や活用にかかる時間を大幅に削減可能。将来的には、特許情報の研究開発部門や事業部門での活用が期待されている。

今回のリリースは、特許情報だけを利用しており、利用者が入力する情報を一切学習や生成に使わない点が特徴。生成モデルによる発明の創出加速を期待しつつも、情報セキュリティに不安への不安を拭えない利用者も安心して活用できる。

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Top Image : © amplified ai, inc.

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