知財図鑑

未来をつくる手段が見つかる。

知財図鑑

News

2021.06.04 Upload

知財ニュース

6月4日「虫の日」に合わせて徳島大学発「グリラス」が国産食用コオロギを用いた初の自社ブランド菓子を発売

名称未設定のデザイン (20)

徳島大学発フードテックベンチャーの株式会社グリラスは、国内で安心安全に生産された食用コオロギを用いて開発した「C. TRIA Cookie(シートリア クッキー)」と「C. TRIA Crunch(シートリア クランチ)」を発表した。両製品は、『虫(64)の日』である6月4日に、同社オンラインストアにて販売開始される。

「C.TRIA」シリーズの第1弾となる本商品は、まだコオロギを食べることに慣れていない人々にも気軽に楽しんでもらえるようお菓子として開発。国内において食用コオロギの生産量日本一であるグリラスの強みを活かし、安価な価格設定で家族や友達、同僚との間で気軽に楽しめるお菓子を目指した。シリーズ初回となる本製品は日本国内限定で送料無料となっている。

グリラス 3

ブランド名の「C.TRIA」については、「Circulated Cultured Cricket(循環型に養殖されたコオロギ)」という単語にちなみ、3つ(TRIA)のCを表すものとして名付けられた。『捨てられるはずのフードロスによって育てられたコオロギを介して新たなタンパク質を生み出す、そんな循環型のフードサイクルを創り出すことで、世界が直面している食料危機や環境問題に立ち向かいたい』という想いが込められている。

グリラス 2

国連より発表された報告書によると、世界人口は現在の77億人から2050年には97億人へと、今後30年で20億人の増加が見込まれ、急激な人口増加に伴った飢餓や栄養不良といった食料問題、特に1億トン以上も不足する動物性タンパク質への対応が喫緊の課題であると言われている。一方、世界ではまだ食べられる食品が年間13億トンも廃棄されており、食品ロスも大きな問題となっている。グリラスはフードロス食材をアップサイクルすることで生み出された循環型食品を“サーキュラーフード”と位置付け、「C.TRIA」は将来の食料生産への新たなアプローチとなることが期待されている。

グリラスは、徳島大学における25年を越える研究を基礎とした、世界でもトップレベルのコオロギに関する知見やノウハウを活かすべく、2019年に設立されたフードテックベンチャー。2020年5月には株式会社ジェイテクトと業務提携を行い、食用コオロギを量産するシステムの開発に着手。徳島県美馬市の廃校を新たな生産拠点として整備し、自動生産システムの導入を進めている。

ニュース原文はこちら

Top Image : ©株式会社グリラス